不動産仲介業(ふどうさんちゅうかいぎょう)
不動産仲介業とは、ある不動産の売主と買主の間に立って取引を円滑に進める仕事です。正しいステップを踏まずに不動産取引を進めてしまうとトラブルに発展しやすい傾向にあります。トラブルになってしまうと、高額の訴訟などになりやすいので、トラブル発生を防止することが主な役割といえるでしょう。
不動産仲介業者が依頼を受けた時点では、売主と買主の双方が揃っていることは稀です。普通は売主か買主の片方から依頼を受けて、買主か売主を探すといった流れになります。売主や買主を探すことも不動産仲介業者の仕事のひとつです。
最近では、インターネットを活用して幅広く売主・買主を探せるようになっています。取引成立には、対象の物件がどれだけの人の目に触れるかがとても重要なので活用するようにしましょう。
不動産仲介業者選びのポイント
不動産仲介業者選びでは、会社の規模や情報網がしっかりしているかなどに目がいきがちです。しかし、仲介取引をスムーズに進めるにあたって、それらは二の次です。
もっとも重要なのは、自分の担当者がしっかりしているかどうかです。宅地建物取引士であることは当然ですが、資格取得後にも継続して勉強をしていて、豊富な経験と知識を持っているかどうかなどが重要です。
不動産仲介取引には、プロでも気付きにくい落とし穴がたくさんあります。同じような取引にみえても、同じ不動産はひとつもないので、必ずしっかりした調査が必要です。法律的に取引できる環境が整っているのかなど調べる内容が多岐に渡るので、手際が悪かったり、漏れの多い担当者との取引は躓きやすいです。
口先に惑わされずに、素人にたいして不安にさせない親切な担当者かどうかを一番に重視するのがよいです。