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シックハウスとは:換気回数、換気システム、コツ

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シックハウスとは:換気回数、換気システム、コツ

新築住宅を建てられた方のなかには、小さなお子様がいらっしゃる家族も多いでしょう。産まれたばかりの赤ちゃんや、これから産まれてくるとなると気になるのがシックハウス症候群。

ホルムアルデヒドなどの人体に有害な物質が原因になります。これらの有害物質からわたしたちを守るのに有効なのが換気です。新鮮な空気との入替えこそが最有効手段とされます。

今回はシックハウスのことはもちろん、換気回数や換気システムについて、換気を知るための基礎知識を説明します。換気のコツもありますので、参考にしてください。

【この記事からわかること】

  • シックハウスについて
  • 換気回数とは
  • 3種類の換気システム
  • 24時間換気システム
  • 換気のコツ

シックハウス

シックハウスは、直訳すると「病気の家」になります。一時期はニュースなどでもシックハウスについて大々的に取り上げていましたので、見聞きしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。新築の家やリフォームした家に入ったら、頭痛やめまい、吐き気といった症状が出るようになった・・・こういった症状をまとめてシックハウス症候群とも呼びます。

もちろん、これには原因があります。シックハウスの原因となるのは化学物質です。有名なのはホルムアルデヒドです。他にもいろいろな化学物質があります。

シックハウスへの対策として、シックハウスの原因となる化学物質の使用が禁止や使用の制限などがされるようになっています。ただ、化学物質をまったく使わないようにするというのは難しく、健康に問題ない範囲内で使われているのが現状です。特に、新築やリフォーム直後というのは室内に化学物質が発散されやすくなります。

そのため、新築やリフォームの直後には換気を積極的におこなっていきたいものです。換気をするだけでもシックハウス対策となるのです。化学物質以外のものに反応してシックハウス症候群になることもありますので、原因を特定することが大切になってきます。

換気回数とは

換気について調べていると、換気回数という表現にぶつかることがあります。1日に何回換気をするかということかな?と思いがちですが、そうではありません。換気回数とは、室内の空気が1時間で何回外気と入れ替わるのかを表している数字です。

たとえば、0.5回/hと表記されていたとします。これは換気システムを作動させることによって、家中(または室内)の空気の半分が外の空気と入れ替わって、新鮮な空気になるということです。1回/hとなっていれば、1時間でまるまるすべての空気が新鮮になるということです。

これはとても重要なことで、熱効率などにも関係があります。家全体の空気を入れ替えたいときに、0.5回/hの換気システムは2時間の換気を必要とします。ですが、1回/hの換気システムは1時間の換気で終わりです。窓を開けっ放しにしている時間に似たようなものなので、短いほうが光熱費にやさしいですね。

もちろん、換気回数が低ければ低いほど、有害物質の排出効率も下がります。シックハウス対策をしっかりと考えるのであれば、一定レベルの換気回数を確保するようにしましょう。

シックハウス対策は換気

シックハウス症候群の代表的な対策は、とにかく換気システムをしっかり整えることです。化学物質、ダニ、カビ、結露などがシックハウスの主な原因です。これらを一気に撃退できるのが、適切な換気です。

第一種換気システム

すべて機械だよりの換気システムを第一種換気システムといいます。換気を行うには、給気口(新しい空気を入れるところ)と排気口(古い空気を捨てるところ)が必要です。第一種換気システムでは、給気口と排気口がともに電動ファンが設置されます。

第二種換気

第二種換気システムでは、給気口には電動ファンを設置しますが、排気口には電動ファンを設置しません。自然の流れに任せて排気を行います。

第三種換気

第三種換気システムでは、給気口には電動ファンを設置せず、排気口に電動ファンを設置します。自然の流れに任せて給気を行うやりかたです。

24時間換気システム

建築基準法の改正により、今では24時間換気システムの導入が義務付けられています。24時間換気システム導入以降、一般住宅では第三種換気システムが主流で、次いで第一種換気システムがよく使われています。

現在もっとも普及している第三種換気システムでは、給気口を開放させておくことで、およそ3時間~5時間で家全体の空気が入れ替わるようになっています。ですので、外出の際などを利用しましょう。

換気のコツ

以下に換気のコツをあげます。

  • 窓を開けて換気するときには、対角線を意識して空気の通り道を作る。
  • 空気の入り口は少しだけ開け、出口は大きく開放する。
  • 空気の通り道に障害物を置かない(大型家具など)。
  • 晴れた日のお昼に換気をすると湿気がとれる。
  • 給気をしっかりしないと、排気はできない。

家全体にX(エックス)を描くようにして、換気を行いましょう。給気口は一か所を大きく開けるよりも、複数の場所を少しずつ開けるほうがより効果的です。

まとめ

シックハウスは、ホルムアルデヒドなどの有害物質によって引き起こされます。空気のよどみをなくし、新鮮な空気を取り入れることが最善の解決方法なので、換気が命です。

換気システムについて考えるときには、換気回数に気をつけましょう。1時間でどれだけ空気交換ができるかどうかを表している数字です。換気回数が低いほど、換気効率が悪いということなので、シックハウス対策としても弱いです。

換気システムには、3種類のシステムがあります。自然の力を利用するもの、機械の力を利用するもの、両方を利用するものです。

建築基準法の改正により、24時間換気システムが義務付けられました。各居室には必ず換気口があるはずですので、しっかりと換気を行いましょう。

換気のコツは、家全体にエックスを描くようにして風の通り道を作ることです。また空気を取り入れる給気口は、少しずつを複数個所あける方がより効果的です。障害物をできるだけ取り除いて、空気のよどみがなくなるようにしましょう。

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