不動産を売るときには、その不動産の残債について確認しなければいけません。住宅ローンなどで借入をすると、不動産に抵当権を設定します。設定された抵当権は、借入が完済されるまで登記事項証明書に記録が残り続けます。なので、残債の有無だけであれば、登記事項証明書を確認すればわかります。
今回お話しするのは、「残債の額がいくらなのか?」です。残債がゼロであれば何も心配はないのですが、残債があるときには、その額が重要になります。不動産を売ることができるのかどうかにかかわるので、必ず確認するようにしましょう。
後半では、残債を確認することの重要性についてお話します。不動産を売るときに残債の額がわかっていることが、どのような点で有利に働くのかです。販売戦略上、とても大事なことなのでしっかりと解説します。