不動産投資と聞くと、みなさんはどんなイメージを抱かれるでしょうか?なんとなくバブリーな響きで、危ない賭けのような感覚でしょうか?最近では、不動産王ドナルド・トランプ氏がアメリカで大暴れしているようですが、彼も不動産投資家のひとりです。
一般的に不動産投資に対して、なんとなく怖いというイメージが定着しています。ですが、不動産投資は決して怖いものではありません。むしろ、数ある投資のなかでは抜群の安定感を誇る投資のひとつです。
今回の記事では、不動産投資の魅力についてお話します。これから始めてみようかなという方や、すこし興味がある方向けの内容です。この記事を読んで、不動産投資について正しい理解を深めましょう。
【この記事からわかること】
- 不動産投資の本質について
- 不動産投資と収入の柱について
- 不動産投資の安定性について
不動産投資の本質は大家業
不動産投資の本質は大家業
インカムゲイン、キャピタルゲイン、ROI(リターン・オン・インベストメント)などなど...不動産投資の話をするときには、難しそうなことばが並びます。これだけで何となく「わたしには向いていないな」なんて考えてしまいたくもなりますよね。
でも、待ってください。不動産投資の本質は、もっとシンプルです。不動産投資の本質は、「あなたは明日から大家さんです」ということに尽きます。家賃は払うものではなく、家賃は貰うものになるだけなのです。
ほとんどの人が不動産投資に関わっている
もしかしたら、今は自分の家に住んでいるかもしれません。子供のころは親の家に住んでいたかもしれません。でも、学生のときや、社会人になりたてのころってどうでしたか?どこかの部屋を借りてませんでしたか。
一度でも賃貸物件に住んだことがあるなら、あなたは不動産投資に関わった経験をお持ちです。あなたが毎月払っていた家賃は、大家さんの収入です。まさに大家さんが行っていたのが、不動産投資なわけです。
不動産管理会社の人しかいなかった方もいると思いますが、中には大家さんと直接面識があった方もいるでしょう。そんな方は思い出してみてください。大家さんって、「インカムゲインが~」とか、「リターン・オン・インベストメントが~」とか考えていそうな人でしたか?多分、違ったと思います。
不動産投資とは、家賃を貰うこと
不動産投資とは、人が住む一戸建てやマンションを購入して、その人に家賃を払ってもらうだけなんです。そして、その家賃があなたの投資に対するリターン(利益)になる。これがよく言われる「不動産投資で固定収入・不労所得を得る」ということです。
収入の柱を増やす
収入の柱を増やす
不動産投資の魅力を書き出せば、それは様々です。魅力を感じるポイントは、人ぞれぞれ違います。例えば、
- 老後の生活資金にしよう(年金だけでは心配)
- 結婚や出産で仕事を辞めても、収入が欲しい
- 仕事をリタイアして、家族との時間が欲しい
- もし会社がつぶれても生活費に困らないように
などが代表的ですね。目的は様々なのですが、どの思いも共通していることがあります。それが収入の柱を増やすということです。
一般のサラリーマンであれば、収入の柱は1本だけです。自分が勤務している会社ですね。でも、最近の社会情勢を考えるとなんとなく怖くありませんか?いきなり潰れてしまったら、大変なことです。
このような不測の事態に備えるのに役に立つのが不動産投資です。あなたがマンションや一戸建てを所有したことで、そこから家賃収入を得ることができます。これは人生の豊かさや安定が増したといっても過言ではないのです。
株や投資信託にはない強みがある
収入の柱を増やすには、株や投資信託という選択肢もあります。不動産を購入するとなれば、数千万円の借金は確実です。でも、株や投資信託なら数万円からでも買えてしまいます。
収入の柱を増やすということに限れば、それでも不動産投資のほうがいいんです。たとえ、数千万円のお金がかかっても、不動産投資のほうが優れています。なぜなら、不動産投資は抜群の安定性があるからです。
家賃の価格硬直性
不動産投資は、家賃収入によって利益を得る投資です。この家賃ですが、ものすごくあがったり、さがったりするイメージでしょうか?もし、あなたがそう思うならば、株価や通貨の値段と比較するとどうですか?
これに関しては、答えが決まっています。家賃は価格硬直性があるので、実際には、すごく上下しにくい性質があるのです。あまりにも家賃が変動するのでは、住んでいる側も困ってしまいますから、当たり前といえば当たり前なんですね。
会社がつぶれても家は必要
株や投資信託は、基本的に企業への投資です。ですので、その企業の業績によって配当や価格はアップダウンを繰り返します。それこそ、潰れてしまったらゼロ円の紙くずです。景気に対してすごく敏感なわけです。
ですが、家賃はどうでしょうか?家賃を払ってくれるのは、住んでいる人です。住んでいる人は、不景気になったからといって即退去すると思いますか?色々と節約をして、どうにもならなくなったら退去に至るのが普通の流れです。
仮に退去してしまっても、家賃が適正であれば、また新しい住人が入ってきます。家賃には価格硬直性がありますから、ほぼ同じ賃料で新しく契約できるでしょう。どんなに不景気だとしても、家はみんな必要なのです。
不動産投資の最大の魅力は安定性
不動産投資の最大の魅力は安定性
不動産投資には、他の投資にはない優れた安定性があります。不動産なので必然的に高額の取引になりますし、勉強をしなければ良い悪いの判断もつかないので敷居が高いように思われがちです。ですが、それも勉強をしっかりすれば怖くないんです。
不動産投資で失敗して借金地獄になってしまったという話。人口が減っているんだから空室だらけで困ってしまっているという話。悪質な住人が入居してしまい家賃滞納で困った話。
不動産投資の怖い話はいっぱいあります。でも、これらはどれも解決法がありますし、そもそも防ぐことができるリスクです。これらのリスクと上手に付き合い、相応のリターンを得る方法を、これから一緒に勉強していきましょう。
まとめ
不動産投資の本質は大家業です。一般的には、家賃は払うものですが、これが貰うものになります。不動産投資といわれると、どこか疎遠なものに感じるかもしれませんが、実際にはほとんどの人が関わっているはずです。
不動産投資の魅力はたくさんあります。すべての魅力に共通しているのは、収入の柱を増やせるということです。収入の柱が増えれば、人生に余裕をもたらし、豊かさや安定を手に入れることができます。
株や投資信託に比べて、不動産投資はとても安定した投資です。家賃の価格硬直性や、景気に左右されにくい性質などが理由です。どんな投資でもそうですが、上手にリスクと付き合って、相応のリターンを得る。そのためには勤勉であることが求められますので、これから一緒に勉強していきましょう。