自宅を売るときに困ったことになるのが、買い手がつくまでの間を「空き家」にするか「居住中」にするかというところですね。これから不動産を売るぞ!という人も、今もう売り出し中です!という人も共通する悩みだと思います。
この記事では、不動産を売り出す準備として「空き家」にする方法について解説します。ひとくちに「空き家」といっても、どうしたらいいのかよくわからないという方もいるでしょう。間違っても社会問題になっているような「空き家」にしてはいけません。
適切に管理されて、売ることを目的にした「空き家」はきれいでなければいけません。どのようにすればきれいな空き家にできるのか、ひとつひとつ確認していきましょう。
[label title="" color="green" icon="icon-ok" text="この記事からわかること" class=""]
・売却準備として「空き家」にする方法
・「空き家」にするときの注意点
不動産を売るときには「空き家」が好ましい
不動産を売るときには「空き家」にするのがベストな答えです。
しかし、ただ「空き家」にすればいいのかというと違います。「空き家」にしたところで、家の中に家具や小物などが残っている状態では、あまり意味がありません。すべてすっきりさせることが何より重要です。
急に全部空っぽにしてくれと言われても、何から手を付けていいのかわかりにくいですよね。ということで、「空き家」にするプロセスについて解説します。
空き家にするプロセス①「部屋探し」
まず最初にしたいのが「部屋探し」です。自宅から出ていかなければいけないので、とにかく部屋を用意しなければいけません。
通勤や通学に支障がなく、十分な部屋数などもあるということであれば、一時的に実家に戻るというのもありでしょう。しかし、なかなか実家に帰るのは難しいということであれば、賃貸物件を探す必要があります。
賃貸物件を探すうえで決めておきたいのは、長く住むつもりなのか、しばらくの間の仮住まいなのかです。仮住まいの場合には、どのくらいの期間を考えているのかはっきりさせておくべきです。契約期間にあった物件を探す必要があるので、業者に頼むにしても伝えておかないと違約金などが発生することにもなりかねません。
忙しくて不動産屋さんに行く時間がない方などは「ietty/イエッティ」を活用してみてもよいでしょう。インターネット上でのチャットを使って部屋探しをしてくれるまったく新しいタイプの不動産屋さんです。ネットで完結するにもかかわらず、ネットでは見つけられないお部屋を手軽に見つけることができます。
空き家にするプロセス②「引っ越し」
部屋探しが終わったら「引っ越し」です。不動産を売ることが目的なので、引っ越しでどうするか?がすごく大事なところです。
引っ越しでは、できる限りの家具や小物を取り払ってください。家の中が空っぽになるほど、売却には有利です。
最低限残したほうがよいものを除いて、家の中を空っぽにしたほうが中古住宅・マンションは売りやすくなります。何もないほうが内見をしにきた購入希望者の想像を邪魔しないので、夢を見てもらいやすくなります。詳細については、以下の記事を参考にしてください。
[ss url="https://antenna-re.com/should-clean-your-house-for-selling-your-real-estate/" title="掃除は完璧?内見では清潔さも大事です!" caption="購入希望者から問い合わせを受けて、いよいよ内見でしょうか?売り出しているとはいえ、他人に自分の家をじろじろ見られるのは緊張しますよね。でも、緊張なんてしてる場合ではありません。今回は、内見されるときに綺麗にしておきたい箇所について解説します。人の見た目では「清潔じゃなくても清潔感があればいい」なんて言われます。が、家を売るときには「清潔」でなければいけません。なぜ「清潔」であることが重要なのか?どんなところを「清潔」にしておくべきなのか?内見の成功を左右する「清潔」について徹底解説します。" hatebu=0 tweets=0 likes=0 class="alignleft" width="180" alt=""]
[label title="ポイント" color="" icon="icon-right-hand" text="残したほうがよいもの" class=""]
以下に、残したほうがよいものを記載します。
- カーテン、カーテンレース
- エアコン
- リビングまたはダイニングの椅子・テーブル一式
- それなりに新しい照明器具
カーテン、カーテンレースについては、あまりにも古い場合は安いもので構わないので新品に付け替えてください。カーテン、カーテンレースがないと床などが日光で傷んでしまうので必ず必要ですが、ボロボロのものは見た目がよくありません。
リビングまたはダイニングの椅子・テーブル一式は、商談用です。不動産業者に案内などを任せている場合には、その場で商談をすることがあります。商談のときには、落ち着いて話ができることが重要になります。
空き家にするプロセス③「クリーニング&リフォーム」
最後に行いたいのが「クリーニング&リフォーム」です。予算次第ですが、自分でするよりはプロに依頼したほうがよいです。プロのクリーニングでは、専用の薬液を使った拭き掃除を徹底的に行ったのち、ワックスがけもするので、かなりきれいに仕上がります。
リフォームについては、クロスや窓の天板を張り替えるのがおすすめです。クロスの張替は範囲にもよりますが、それほどコストをかけることなく見た目を一新できます。窓の天板は傷みやすいところなのですが、浮いていたりすると著しくイメージが悪いです。
一歩踏み込んだリフォームだと、水回り(特にトイレ)があげられますが、かなりの費用がかかるのでオススメできません。また水回りは「奥様の趣味」がとても出やすい場所なので、リフォームしてしまうことで逆に購買層が絞り込まれてしまうということにもなりかねません。
「空き家」の注意点
さて、ここまで来れば「空き家」は準備万端です。不動産屋さんに鍵を渡して、問い合わせがあったら即案内してもらいましょう。
ただ、ひとつだけ注意したいことがあります。それは「適切な管理をしなければいけない」ということです。
[label title="ポイント" color="" icon="icon-right-hand" text="適切な管理のためのチェックリスト" class=""]
以下は、不動産を売却するために定期的にしておきたいことです。忘れずに実行するようにしましょう。
- 晴れている日の風通し
- ほこりの拭き掃除
- 郵便物の回収
特に注意したいのが、郵便物の回収です。内見しにきた購入希望者にパンパンに詰まった郵便受けを見られてしまうと、とても印象が悪いです。